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【山梨県】

GWは熱中症に注意 県内専門家アドバイス

山梨日日新聞 2018年5月2日(水)

 大型連休「ゴールデンウイーク」(GW)が28日、始まった。甲府市内では今月既に真夏日を迎え、日本気象協会によると、GW期間の県内や近県の予報は、前半を中心に日差しの強い日が続く。行楽地に出掛けたり、自宅でくつろいだり、過ごし方はさまざまなGW。熱中症を防ぐための過ごし方を、県内の医師と日本自動車連盟(JAF)山梨支部に聞いた。〈小林諒一〉

 笛吹中央病院(笛吹市石和町四日市場)によると、脱水状態などから熱中症を疑って受診する患者は、例年同時期の約1・5倍。同院診療部長の三枝宏伊医師は「まだ体が暑さに慣れてない分、体温を調整できず熱中症になりやすい恐れがある」と分析する。
 暑さでぼうっとする、めまいがする、大量の汗をかく、手足がつる、顔が青白くなる、筋肉痛−。いずれも熱中症の初期サイン。見逃さず、早めに気付いて涼しい場所に移動したり、水分補給をしたりしよう。

 

◎水と塩分の補給
 水分補給の際には、水だけなく、適量のスポーツドリンクを飲む。汗で出てしまう塩分を補うためで、塩あめなどの摂取も効果的。
 十分な睡眠を取って、体調を整えることも大切だ。ただエアコンを使用する際は、適温に設定し、室内を冷やし過ぎないようにしたい。
 乳幼児は外出する際、ベビーカーに乗って移動する場合も多い。だがベビーカーは地面に近く、放射熱を感じやすい。三枝医師によると、ベビーカーに乗った乳幼児は、大人より約5度高く温度を感じる。汗腺が未発達で体温調節もしにくく、三枝医師は「乳幼児の顔色や汗のかき方を注意深く見守ってほしい」と呼び掛ける。

 

◎「指数」チェック
 一方で、気温だけで判断することは禁物だ。曇り模様でも、湿度や放射熱が高いと熱中症になる危険性がある。環境省がホームページ上で公表している、熱中症の起きやすさを示す「暑さ指数」をチェックしたい。風が弱かったりする日や照り返しが強い場所も注意が必要だ。
 加えて紫外線は、5月が1年間で一番強い。紫外線対策のため、日傘やサングラスの着用を心掛けたい。三枝医師が提案する日焼け止めの目安は「PA++かPA+++、SPF30」。2、3時間おきに塗り直すことを勧めている。