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児童福祉

【岡山県】

被災親子に遊び場提供 備前のNPO、一時預かりも

山陽新聞 2018年7月20日(金)
「しずちゃん家」でちゃてぃずのスタッフと遊ぶ子どもたち
「しずちゃん家」でちゃてぃずのスタッフと遊ぶ子どもたち

 西日本豪雨の被災地支援に向け、NPO法人「ふれあいサポートちゃてぃず」(備前市日生町日生)は、被災した未就学児がいる親子に遊び場を提供する取り組みを始めた。運営する子育て支援拠点「しずちゃん家」(同市閑谷)を開放。浸水した自宅の後片付けや幼稚園の休園などで苦慮する被災者の心身ケアにつなげる。

 市の委託で運営する木造平屋の同施設には、ちゃてぃずのスタッフ2、3人が常駐。子どもに絵本を読み聞かせたり、おもちゃで一緒に遊んだりするほか、保護者の育児相談などにも応じている。子ども用トイレやベビーベッド、授乳室を備えており、外遊びのスペースもある。

 通常は備前市内の未就園児と保護者が利用できる。岡山市東部を流れる砂川の堤防が決壊するなど甚大な浸水被害を受けた同市平島地区の住民から相談を受け、開放を決めた。被災地域は問わず、幼稚園が休園中などで通えない園児も受け入れる。平日午前9時〜午後2時で、被災者は年間登録料(1家族300円)も不要。

 長島薫さん(42)=岡山市=は12日に利用した。「幼稚園は休園で、近くの公園も震災ごみの置き場となって使えない。熱中症が心配な季節。本当にありがたい」と感謝していた。

 ちゃてぃずは子どもを一時的に預かる支援活動もスタートさせた。自宅が床上浸水し、後片付けに追われている世帯などが対象。湊照代・代表理事は「私たちの事務所も台風で浸水したことがあり、その苦労はよく分かる。できる限りの手助けができれば」と話している。問い合わせはちゃてぃず(0869−72−9088)。