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【栃木県】

つながる高齢者、若者に学びの場 大田原「みんなの家」本格始動

下野新聞 2018年7月13日(金)
講演に耳を傾ける参加者たち
講演に耳を傾ける参加者たち

一般社団法人「えんがお」 世代超えむ交流
 【大田原】高齢者の孤立を防ごうと活動する一般社団法人「えんがお」が大田原商工会議所の協力を得て山の手2丁目に開設した大田原コミュニティハウス「みんなの家」が、本格オープンした。話し相手が欲しいお年寄りが集まる交流の場と大学生などの学習の場が併設され、世代を超えたつながりも生まれている。浜野将行(はまのまさゆき)代表(26)は「少しずつ地域に定着している。1人暮らしのお年寄りが気軽に立ち寄れる場所にしたい」と期待している。
 みんなの家は「人とのつながりを感じられる社会」の実現に向けて開設された。元酒屋を改装した木造2階建てで、1階は交流スペース、2階は学習スペースとなっている。
 交流スペースは4月のプレオープンから徐々に利用者が増え、多い日は10人ほどのお年寄りが長机を囲んで茶飲み話を楽しんでいる。元酒屋の家主で利用者でもある同所、安田淳子(やすだじゅんこ)さん(82)は「近所に住む小学生の宿題を手伝うこともある。話し相手ができて楽しい」と笑顔を浮かべる。
 学習スペースは無線LAN「Wi−Fi(ワイファイ)」やコンセント、勉強机、ハンモックなどの設備も充実。国際医療福祉大の学生や市内の高校生などが利用し、息抜きに交流スペースを訪れ会話に加わる。
 イベントも不定期で開催される。6月上旬に開かれた「第6回地域つながり合い研究会」では、国立病院機構栃木医療センターの内科医千嶋巌(ちしまいわお)さん(38)と自身の吃音(きつおん)と向き合う宇都宮市中里町、矢板高2年小堀翔汰(こぼりしょうた)さん(17)が講演し、参加者16人が真剣に耳を傾けた。
 交流スペースは午前10時〜午後3時。今月から水曜定休。利用料100円。学習スペースは無休で24時間対応(初回は要連絡)。利用料200円。(問)浜野代表080・1242・9460。