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【鹿児島県】

介護フォトコン全国2位 加世田の施設勤務・内匠さん

南日本新聞 2017年12月25日(月)
優秀賞に輝いた「夕映えにたたずむ」
優秀賞に輝いた「夕映えにたたずむ」

 鹿児島県南さつま市の社会福祉法人野の花会が運営する介護老人福祉施設アルテンハイム加世田の内匠(たくみ)一文さん(47)が撮影した「夕映えにたたずむ」が、「第10回介護作文・フォトコンテスト」フォト部門で、全国2位の優秀賞に選ばれた。

 コンテストは、介護に対する社会の関心や理解を深め、ポジティブなイメージを定着させるため、公益社団法人全国老人福祉施設協議会が開く。フォト部門には全国から600点の応募があった。内匠さんはアルテンハイム加世田の庶務課長。10年ほど前から法人の広報誌作りに携わり、写真にのめり込んだ。

 受賞作は2016年秋、同市加世田宮原にある東シナ海を望める小高い丘で撮影した。職員の介護福祉士、窪田さおりさん(31)が入居者の吉峰イツ子さん(94)の手を取り、同市笠沙の野間岳方向に沈む夕日を眺める後ろ姿を収めた。

 「支える側とお年寄りの美しい構図、世代を超えた2人が同じ場所で同じ時間を穏やかに過ごす場面が撮れた」と内匠さん。主催者は「喜び、感謝、命の尊さなどのメッセージが伝わる作品を選んでいる。趣旨に合致した」と説明する。

 1987(昭和62)年に設立した野の花会は、「輝ける夕暮れを共に」が理念という。内匠さんは「法人の思いが全国的に30年越しで評価された」と喜んでいる。