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【京都府】

医療的ケア、知識・技術紹介 京都でセミナー

京都新聞 2018年7月10日(火)
誤嚥性肺炎を防ぐため、口腔を歯ブラシできれいにする方法を学ぶ市民ら(京都市中京区・府医師会館)
誤嚥性肺炎を防ぐため、口腔を歯ブラシできれいにする方法を学ぶ市民ら(京都市中京区・府医師会館)

 在宅介護に不可欠な医療的ケアなどの知識と技術を紹介する京都市主催の連続セミナーがこのほど、中京区の府医師会館で始まった。6月下旬に実施した初回は誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐための口腔ケアがテーマで、約20人が歯ブラシで実践した。

 高齢化に伴い在宅介護が増える中、担い手が気軽に知識と技術を習得できる場を設けようと、市が2011年から毎年行っている。本年度も床ずれ予防やたん吸引、排せつケア、認知症などをテーマに11月上旬まで計10回開く予定。

 初回は、府歯科衛生士会の谷内妙子理事が講師を務めた。口腔の細菌が食べ物や唾液などと一緒に過って肺に流れ込むと誤嚥性肺炎を発症するケースが多いといい、口腔ケアの大切さを訴えた。参加者は交代で介護者と介護を受ける人の役になり、実践した。痛くないように歯ブラシを鉛筆のように持ち、力を入れ過ぎないことや、細菌が残りがちな舌もブラシできれいにすることなどを学んだ。

 84歳の父を在宅介護する予定の伏見区の主婦(56)は「自己流ではなく専門家から要点を学べ、勉強になった」と話した。

 セミナーは毎回、参加を受け付けている。対象は、介護中の人や介護をする予定の人。各回先着20人、参加費500円。

 それぞれの開催日の前日までに府医師会075(354)6079へ。

 2回目以降の開催予定は次の通り。

 11日 床ずれ予防▽24日 食事の工夫▽8月8日 腰痛予防▽同29日 爪・皮膚のケア▽9月6日 薬の飲み方▽同20日 たん吸引▽10月3日 お口の健康▽同31日 認知症▽11月6日 排せつケア