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【栃木県】

認知症、絆深め3周年 栃木・小山の「オレンジカフェ」

下野新聞 2018年8月8日(水)
オレンジカフェ3周年記念に合わせて開かれた総会
オレンジカフェ3周年記念に合わせて開かれた総会

話し、歌い、増える参加者
 【小山】市介護家族の会が、市から委託を受けて運営する認知症のための「オレンジカフェ」が3周年を迎え、中久喜のイオンモール小山2階「みんなの広場」で、記念総会が開かれた。月2回、同広場に集まり、参加者は年々増加傾向にある。同会の神山美智子(かみやまみちこ)世話人代表(64)は「ここで知り合った人たちの絆が生まれ、輪が広がってきている」と話している。
 「ここへ来ると、お友達ができるのがいい」。認知症の女性(77)は、顔見知りになった参加者と笑顔で言葉を交わす。楽しみは、みんなで歌うことだ。
 そばで付き添う夫の岸野安長(きしのやすなが)さん(78)=東間々田2丁目=は「医療機関にもかかっているが、言葉のキャッチボールや歌を歌うことで、薬だけでは得られない、いい影響があるようだ」と見守る。
 カフェには認知症の人や家族を中心に、毎回約35人が集まり、飲み物や菓子を囲みながら、話したり、童謡などを歌ったりして過ごす。認知症の人のリクエストに応えて始めたマージャンも好評だという。
 2015年6月から始まり、初年度は延べ563人、16年度は同660人が参加した。その後、チラシや市社会福祉協議会の広報紙を通して周知し、17年度は延べ861人が参加した。
 カフェには、介護経験者も参加する。岸野さんは「経験談を聞くと、心構えもできる。オープンに話せるのがいい」と言う。
 出入り自由で、話しができなくても、歌の時間だけ参加する人もいる。神山さんは「家の中にこもっていても仕方がない」と、参加を呼び掛けている。
 毎月第2、4火曜、午後1〜4時。参加費100円。(問)市地域包括ケア推進課0285・22・9648。