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【栃木県】

病院や施設、慰問続け50回 栃木・日光のピアノサークル 一緒に演奏、リハビリ効果

下野新聞 2018年10月11日(木)
サークルメンバーと一緒にキーボードを弾く利用者ら(左)
サークルメンバーと一緒にキーボードを弾く利用者ら(左)

 【日光】市内のピアノサークル「大嶋ピアノサークル」(五味渕一友(ごみぶちかずとも)会長)による病院などでの慰問コンサートが、木和田島の介護老人保健施設「見龍堂メディケア木和田島」で開かれ50回目を迎えた。「普段コンサート会場へ行けない人にも音楽を楽しんでもらおう」と2007年12月から始めた取り組みは、演奏の披露だけでなく、患者や利用者と一緒に歌い、奏でることが特徴。中山典男(なかやまのりお)副会長は「音楽の力で利用者に元気を分けられるなら、今後もどんどん開催したい」とさらなる“共演”に意欲を見せた。
 サークルは1996年から市が行っているピアノ教室の卒業生が、卒業後も大嶋早苗(おおしまさなえ)講師の下でピアノを続けたいと97年に結成。グループや個人レッスンで練習に励んでいる。
 慰問コンサートは普段の練習の成果を披露し、ボランティア活動にもつなげたいと年3〜4回実施しており、これまでに市内17カ所を訪問した。一緒に歌うことやカスタネットをたたくことなどが「リハビリにもなる」と好評だという。
 この日はサークルのメンバーら20人がキーボード9台を持ち込み、「どんぐりころころ」など秋を感じさせる童謡など17曲を披露。施設利用者約60人は、配られた歌詞を見ながら大きな声で合唱した。日光観光大使の音楽家大嶋浩美(おおしまひろみ)さんもバイオリンで「ふるさと」と「北上夜曲」を演奏した。
 また、カスタネットや鈴を手に演奏を盛り上げたり、サークルメンバーとキーボードを弾いたりするひとときもあり、利用者はメンバーと一緒に楽しんだ。
 利用者代表で感謝の花束を渡した板橋、阿部義雄(あべよしお)さん(96)は「中学生の頃の歌もあり懐かしくて若返ったようだ。活力になるので、また来ていただきたい」と笑顔を見せていた。