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【徳島県】

健祥会(徳島市) 入管法改正見据え ベトナムから介護職実習生

徳島新聞 2018年11月29日(木)
健祥会グループで働きながら介護福祉士を目指して勉強する外国人ら=徳島市国府町東高輪
健祥会グループで働きながら介護福祉士を目指して勉強する外国人ら=徳島市国府町東高輪

 高齢者福祉施設などを運営する健祥会グループ(本部・徳島市)は来年1月下旬にも、ベトナムから介護職の技能実習生4人を初めて受け入れる。介護人材の人手不足に対応するのが狙い。同グループが設立した監理団体が窓口となり、現地の送り出し機関2社と契約した。 

 監理団体は、監督機関の外国人技能実習機構から許可を受けた「徳島医療・福祉協同組合」。ベトナム政府が認定した大手人材派遣会社2社から2人ずつ受け入れる。実習生の入国に必要な実習計画を近く、同機構に提出する。

 4人は日本語や介護関係の研修を受けた後、3月から県内の施設に配属される。同グループは本年度、10人程度を受け入れる見込み。インドネシアの送り出し機関との契約も検討している。

 同グループは2009年1月から経済連携協定(EPA)に基づき、インドネシアやフィリピン、ベトナムから介護人材を受け入れている。実習生に関しては、技能の上達状況やEPAとの兼ね合いを考慮し、受け入れを拡大するかどうか検討する。

 一方、入管難民法などの改正案成立を見据え、実習生を含めた介護人材の受け入れ協力に関する調印を、契約したベトナムの2社と12月4日に首都ハノイで行う。

 同グループでは、実習生の受け入れが軌道に乗れば、他の高齢者施設の組合加入を受け付ける方針。田村修司人事部長は「人材不足は深刻になっており、今後も海外から優秀な人材を受け入れたい」と話している。

 外国人技能実習制度に基づく介護人材の受け入れは、17年11月に技能実習適正化法が施行され可能になった。外国人技能実習機構によると、四国では16日時点で41件の実習計画が認定されている。