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高齢者福祉

【宮崎県】

高齢者お手伝い任せて 地域の絆つくりたい

宮崎日日新聞 2017年2月28日(火)
植木の植え替えを手伝う保坂さん(左)と辻川さん(中央)
植木の植え替えを手伝う保坂さん(左)と辻川さん(中央)
 宮崎大工学部2年の保坂正道さん(20)と3年の辻川皓太さん(21)は、高齢者の身近な困り事を電話で受け、可能な範囲で手助けする活動に取り組んでいる。地域のつながりが希薄化しつつあると感じているためで、現在はボランティアだが、2人は「大学生という親しみやすさや信頼性を強みに、ゆくゆくはビジネスとしても運用できれば」と構想を練る。
 チラシ約450枚を作成し、昨年11月と今月、市内の2地区でポスティングした。「倉庫の片付けを手伝って」「スマホの扱い方を教えて」など15案件が寄せられたという。
 今月15日には、同大学近くの民家で、植木の植え替え作業に精を出した。依頼した女性(70)は1人暮らし。気軽に頼めるような近所付き合いもなく困っていたところ、ポストに入っていたチラシでこのサービスを知ったという。「年を取るとちょっとしたことが難しい。大学生という安心感もあるし頼みやすい。若い人とおしゃべりできるのも楽しい」と話す。
 サービスの利用は基本的に無料だが、将来はビジネスとして運用したい考え。地元金融機関の専門家らに相談したり、ビジネスプランコンテストに応募したりするなどして、制度の構築や収益性の検証を続けている。
 2人は「若者と高齢者がつながるおもしろさを実感している。ここから地域の絆やつながりが生まれる仕組みをつくっていきたい」と意気込んでいる。