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高齢者福祉

【埼玉県】

高齢者の負担を体験 熊谷西小、心のバリアフリー教室

埼玉新聞 2017年3月1日(水)
体験役、介助役、観察役に分かれ、目が見えにくい状態で階段を上る児童たち
体験役、介助役、観察役に分かれ、目が見えにくい状態で階段を上る児童たち

 高齢者の身体的負担を知ることで、高齢者への理解を深めてもらおうと、熊谷市立熊谷西小学校(水庭桂子校長、児童数576人)で20、21日、4年生105人を対象にした「心のバリアフリー教室」が開かれた。

 同教室は熊谷市都市計画課と市社会福祉協議会が共催し、出前講座として本年度から実施。市内の8小学校、3中学校で、高齢者や障害者などをテーマに体験型の講座を展開した。

 熊谷西小では、児童が視界に霧がかって見える白内障の症状を再現するゴーグルなどを装着し、実際に歩行した。3人一組で体験役、介助役、観察役に役割分担し、階段では介助役が「段差があるから気を付けて」「ゆっくりでいいよ」などと声を掛けながら、体験役が歩を進めた。

 ほかに、手首や足首に重りを付けたり、肘や膝の可動域を制限した状態で各種動作を体験した。4年生の寺本理哲君(10)は「高齢者の大変さを知った。少しでも役に立てるよう席を譲ったり、声を掛けて誘導したり、自分にできることをしたいと思った」と話した。

 市都市計画課は「高齢者のことを理解した上で、きょうのことを覚えていてくれて、大人になったときに声掛けなどの行動を取ってくれたら、ありがたい」と願った。