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高齢者福祉

【岡山県】

高齢者集う「朝談喫茶」 岡山・美咲で住民運営試行後も継続

山陽新聞 2017年3月2日(木)
地元住民らでにぎわう美咲町新城地区の「朝談喫茶」
地元住民らでにぎわう美咲町新城地区の「朝談喫茶」

 岡山県美咲町新城の新城コミュニティーハウスで、地域住民らが気軽に立ち寄ってコーヒーなどを飲みながら会話を楽しめる「朝談喫茶」が週3回開かれ、お年寄りらの社交場となっている。当初、2月末までの試行予定だったが、好評なため、今後も継続することが決まった。若者が来店しやすいような曜日設定も検討している。

 高齢化の進展で地域内の交流が希薄となる中、住民が集う場を提供しようと昨年12月4日に“オープン”。同地区の10世帯(15人)がオーナーとなり、各1万円を出資してトレーなどの備品を購入した。営業しているのは毎週月、水、金曜日(祝日を含む)の午前8時〜10時で、オーナーの15人が4人ずつ交代で接客に当たり、近くの湧き水でいれるこだわりのコーヒー、または紅茶とパンのセットを200円の実費で提供している。ゆで卵や菓子が付くこともある。

 同地区には、喫茶店など住民が集える飲食店がないこともあり、オープン以来、高齢者を中心に1回平均20人余りが来店。体調や趣味、家族の話題など、よもやま話に花を咲かせている。地元住民以外の利用も可能で、口コミで町内の他地区や津山市、久米南町などからの客も増えており、最高で37人が訪れた日もあるという。

 今後、若い年代の利用を促すため、土、日曜日の開店も検討している。代表者の池上守夫さん(79)=美咲町=は「住民同士の交流がないと地区の衰退を招く。家から出ることで認知症予防につながるほか、安否確認といった効果もあるのでできるだけ継続したい」と話している。