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高齢者福祉

【北海道】

障害者ら住み良いまちに…伊達小5年生が知恵絞る

室蘭民報 2017年3月2日(木)
アイマスクを装着しサウンドテーブルテニスに挑戦する子どもたち
アイマスクを装着しサウンドテーブルテニスに挑戦する子どもたち
 伊達市伊達小学校(成田浩司校長)の5年生93人が障害のある人やお年寄り、妊婦、子ども、外国人らが住み良い伊達市になるよう、知恵を絞っている。10ほどのグループに分かれ、それぞれのテーマで調査、研究。自分たちの考えをポスターにまとめたり、視覚障害者と交流するなどしている。
 「目の見えない人は音が頼りなので静かにしましょうね」。2月16日、児童10人が同校に視覚障害者グループ・さわやか友の会(鈴木賢吉会長)の3人を招いた。友の会のメンバーの話しに真剣に聴き入る子どもたち。自分たちが用意したゲームなどを楽しんだ。
 鈴の入った球を使った競技・サウンドテーブルテニスでは、子どもたちもアイマスクをしてプレー。同会会員で日本チャンピオンの男性がスマッシュを決めると、静かに見ていた子どもたちも思わず歓声。手で口をふさぐ子も。会場は和やか雰囲気に包まれた。
 河野笑来さん(11)は「目の不自由な人の気持ちが分かった。困っている人がいれば助けたい」と感想。さらに子どもたちが街頭で集めた善意1万7819円を同会に贈った。鈴木会長は「大変さを知ってもらい、白杖を持っている人を見たら声を掛けてくれたら」と目を細めていた。
 同校では昨年春から総合的学習の時間で活動している。このほか別のグループは、車いす購入のために募金活動をし善意を病院に寄付。妊婦や高齢者らに役立つ市内のマップやポスターを制作し、歴史の杜カルチャーセンター(松ヶ枝町)のロビーに張ったりしている。今月上旬には、1年間の成果をグループごとに発表する。