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高齢者福祉

【京都府】

県境越えた認知症高齢者、発見どうする 京都で保護訓練

京都新聞 2017年11月7日(火)
認知症高齢者役の男性(中央)の服に付けられたQRコードで身元を確認する警察官ら
認知症高齢者役の男性(中央)の服に付けられたQRコードで身元を確認する警察官ら

 府県や市町を越えて行方不明になった認知症高齢者を保護する訓練がこのほど、京都府木津川市と精華町であった。隣接する奈良県と交通機関も参加し、広域での不明者情報共有と、声掛けや身元確認の手順を確認した。

 認知症高齢者が交通機関で近隣自治体へ移動して行方が分からなくなった事例も多いという。訓練は捜索活動で連携を進めようと、府と府警、木津川市、精華町がJR西日本と近鉄、奈良交通、奈良県、奈良市などに呼び掛けて実施した。同様の訓練は乙訓地域に続いて府内で2回目。

 精華町の認知症高齢者の男性が行方不明になったとの想定。認知症高齢者役の男性が、JR木津駅(木津川市)でうずくまっているのを駅員が発見。駆けつけた警察官が「名前は分かりますか」などと声掛けし、同町の登録システムに基づいて身元を確認した。

 駅前で奈良交通のバス運転手も確認の訓練を行った。

 不明者情報をメールやファクスで近隣自治体や交通機関で共有する訓練も行い、早期発見と保護に備えた。