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障害者福祉

【岡山県】

食材こだわりパン人気 発達障害あるスタッフら奮闘

山陽新聞 2017年6月14日(水)
食材にこだわったパンが並ぶ店内
食材にこだわったパンが並ぶ店内

 岡山市北区伊福町の「パン工房スピカ」が、食材にこだわった商品展開で人気を集めている。多機能型事業所が経営し、発達障害のある人もスタッフとして働く。2015年7月のオープンから間もなく2年。カフェも併設し常連客も訪れている。

 工房は約120平方メートル。就労移行支援や自立訓練を行う「多機能型事業所スピカ」の建物の一部を活用している。パンの製造、接客、原価計算といった事務などを、事業所に登録する10〜30代の23人で分担、事業所スタッフとともに運営している。

 パンは総菜、菓子系、サンドイッチなど約50種類。小麦は国産で、パンによって使い分ける。あんには北海道産の有機栽培の小豆を使用、抹茶クリー ムは国産抹茶を配合するなど、こだわっている。オリーブオイルで焼いたカレーパンなど低カロリー商品も用意。完売し閉店時間を待たずに閉めることも多いと いう。

 併設のカフェは、近くの大学や専門学校の女子学生、ママ友たちが利用している。人気メニューはパン2個と野菜スープがセットになったランチ (500円)。月2回は訪れる岡山市北区の女性医師(56)は「周りにも紹介したくなるくらいおいしい。スタッフさんの細やかな気遣いもいい」と話す。

 人見知りだったというスタッフの男性(20)=同市北区=は「接客を担当してコミュニケーションの楽しさを知った。お薦めのパンを買ってくれた時が何よりうれしい」と笑顔を見せた。

 営業時間は午前11時半〜午後5時半。土・日曜、祝日が定休。問い合わせはパン工房スピカ(086―250―7147)。