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障害者福祉

【群馬県】

障害児おしゃれに 高崎のママ2人洋服手作り、ネット販売

上毛新聞 2018年1月9日(火)
手作りした子ども服を手にする石川さん(左)と長壁さん
手作りした子ども服を手にする石川さん(左)と長壁さん

 障害のある子どもを育てる石川京子さん(46)=群馬県高崎市=と長壁祥子さん(33)=同=が、身体障害児向けの衣服や靴などの製作に本格的に乗り出した。障害のある子もおしゃれで便利に着られる服をテーマに、企画から縫製まで自分たちで手掛ける。機能面の良さに加え、子どものおしゃれを通じて障害について周囲に関心を持ってもらうきっかけになることを期待している。

 商品のブランド名は「ragone(ラゴネ)」。自分たちの子どもが必要とする服を作ろうと昨年夏、取り組み始めた。9月に高崎市内で行われた福祉イベントで試験的に衣服を販売したところ、障害のある子どもを育てる母親らから予想以上の反響があった。自作の服を着た子どもがおしゃれだと声を掛けられ、周囲と会話のきっかけになったこともあり、本格的な製作と販売を決めた。

 ロンパースやブーツ、スタイ(よだれかけ)、おむつポーチなど機能性とデザイン性の両面を重視した商品をそろえる。

 ロンパースは、胃ろうや体を動かすのが不自由など、障害の状態によって必要なケアが異なることを想定し、全身前開きできるタイプと上半身のみ前開きの2種類を作製。上下一体のため、腹部が出て体が冷えるのを防げ、着替えの手間も軽減できるという。ロンパースは乳幼児向けが一般的だが、身長140センチ程度まで対応した商品を用意した。

 歩くのが不自由で身体障害者用の車いす「バギー」を利用する子どもは、靴を持っていないことが多い点に着目し、ブーツを製作。足の向きが変形して市販の靴が履けない子でも履けるよう、靴底も布製にして足の形に合いやすいように工夫した。中地の輪になったひもに足を通して履き、脱げにくい構造にしたのもこだわりだ。

 企画から布選び、型紙作りなど全て協力して行う石川さんと長壁さん。「子育てをしていて、あったらいいなと思うものを作った。障害にかかわらず、多くの子どもをもっとかわいくしていきたい」と意欲にあふれている。

 商品はインターネットで購入できる。問い合わせは同ブランドのホームページhttps://ragone.thebase.inへ。