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障害者福祉

【岡山県】

高齢者や子供支援でセンター設立 岡山、福祉ネット後押し

山陽新聞 2018年4月11日(水)
県地域公益活動推進センターの設立を祝った記念式典=3月27日、岡山市内
県地域公益活動推進センターの設立を祝った記念式典=3月27日、岡山市内

 岡山県内の福祉事業者の団体などが連携し、社会福祉法人の公益的な活動を促進する組織「県地域公益活動推進センター」を設立した。各地で同法人がネットワークをつくり、孤立しがちな高齢者や子どもの支援といった社会的な課題で公的制度をカバーする取り組みができるよう後押しする。

 高齢者や児童、障害者福祉施設のそれぞれの県組織や県保育、県民生委員児童委員の両協議会など10団体の代表と学識経験者1人で運営委員会を構成し、事務局を県社会福祉協議会(県社協)に置く。同法人による団体の設立と活動を促すため、費用の補助、モデル事業の開発とノウハウの提供、講座や研修会開催による人材育成などを担う計画。

 同法人が設立した団体は一人暮らしや認知症のお年寄りをはじめ、ひとり親や共働き家庭の子どもらを対象とした居場所づくり、引きこもりの人の支援などの活動を想定している。

 県内では既に美作、総社市などで5団体が、ごみが放置された家の清掃や家庭で余った食材を必要な人に贈る活動などを展開しており、市町村単位の社協が地域で法人間の橋渡しに努めながら、2019年度末までに少なくとも市単位の15団体程度に広げたい考え。

 センター設立は、地域での公益的な活動を社会福祉法人の責務と定めた改正社会福祉法(16年4月施行)を踏まえた。県社協によると、全国で同様の動きが相次いでおり、岡山では同年8月に研究会を立ち上げ、他県の先進例の視察や公益的な活動に関する県内の同法人の意向調査などを行ってきた。

 3月27日、岡山市内で設立総会があった。続く記念式で運営委員会の財前民男会長(県社会福祉法人経営者協議会長)は福祉関係者約100人を前に「各団体の垣根を越えて取り組んでいこう」と呼び掛けた。「岡山ささえ愛センター」とする愛称も披露された。