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障害者福祉

【富山県】

知的障害者に安心生活 富山・高岡の社会福祉法人

中日新聞 2018年4月12日(木)
(上)男性が居住する「ライフせんごく」(下)女性が居住する「ライフよこた」=いずれも高岡市千石町で
(上)男性が居住する「ライフせんごく」(下)女性が居住する「ライフよこた」=いずれも高岡市千石町で

 富山県高岡市の社会福祉法人「手をつなぐ高岡」が10日、同市千石町で、知的障害者が入居できるグループホーム「ライフせんごく」と「ライフよこた」の2カ所を開設した。親を亡くしたり、親が高齢になっている知的障害者の生活を地域の中で支援していく場所として期待される。障害者総合支援法に基づく障害者福祉サービスの一つ。(武田寛史)

 この日、同市の立野公民館で完成式があり、菅田吉弘理事長が「利用者の立場になり、重要な社会資源として、より良いサービス提供に努力する」とあいさつ。入居者代表の女性は「父母を亡くし、1人で暮らしていますが寂しく、不安でいっぱいです。グループホームを楽しみにしています」と述べた。出席者は式後、新施設2カ所を見学した。

 両施設とも木造平屋の約400平方メートル。6畳の洋室が6室、生活の体験室、リビングなどを整備した。管理責任者、食事を準備する世話人、生活支援員、宿直員が共同生活を援助する。入居者は、ここで生活しながら作業所に通う。ライフせんごくの定員は男性6人、ライフよこたの定員は女性6人。すでに30〜40代の入居者で満室になっている。

 事業費は1棟約5000万円で、1棟につき国から2200万円の補助を受けている。同法人の障害福祉サービス事業所の関本広志所長は「高齢化する親の安心になる。ここの生活スタイルを利用者でつくることが大事」と話す。