トップ

高齢・介護

アイコン

医療

アイコン

障害者福祉

アイコン

子ども・家庭

旧トップ
ページへ

トップ背景
wamnetアイコン
検索アイコン
知りたいアイコン
ロックアイコン会員入口
アイコントップ |
アイコン高齢・介護 |
アイコン医療|
アイコン障害者福祉|
子ども・家庭
アイコン



ランダム表示の広告
福祉医療広告

高齢・介護
医療
障害者福祉
子ども・家庭

連載コラム
トップ

医療・福祉現場の省エネ・省コスト対策

全12回に渡って、医療・福祉現場の省エネ・省コスト対策のヒントをお届けします。

<執筆>
公益財団法人東京都環境公社
東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)
「センターHP」:
http://www.tokyo-co2down.jp/
「ツイッター」:
https://twitter.com/#!/coolnet_tokyo
「ML」:
http://www.mag2.com/m/0000195977.html

第2回: 省エネ推進体制づくり

管理方針のもと、具体的な行動目標を定める

 経営トップによる省エネルギー体制の構築については、前回簡単に触れました。
 今回は、さらに詳しく説明していきます。
(1)管理方針は、次のような内容がよいでしょう。
   @ 事業所全体を包括するような大きな方針
   A 一人ひとりのモチベーションを高める具体的で強いメッセージ性のある方針 
   B 短く端的な表現によるわかりやすい方針


管理方針の具体例

 私たちは、地球温暖化防止のため、エネルギーの賢い使用に努めることで、社会的責任と使命を果たすことをここに宣言し、以下の管理方針を定めます。
  ●  環境負荷低減のため、エネルギー消費の低減に努めます。
  ● 全員の力の結集が地球環境改善に大きく寄与することを理解し、努力します。

等々


この管理方針のもと、さらに具体的な行動目標を定めます。
   @ 空調設備の温度設定、
   A 冷暖房の使用期間、
   B 各室の照明照度、
   C 各設備の清掃頻度等々です。

(2)目標値の設定と比較
 省エネ改善活動を効果的に、かつ、継続して行うために、目標設定、実績確認、評価そして次の目標設定といった継続的な取組みを行いましょう。これが、いわゆるPDCAサイクルを回すことです。
 目標設定は、例えば電気の使用量を昨年比5%減とする等です。電気以外もエネルギーの種類別にすべて決定します。
 実績確認では、エネルギー量の月ごとの変動状況、前年との比較等を行います。そして評価します。
 さらに、日々、前日のエネルギー消費状態を翌日の行動に生かすと、即効性のある取組みになります。
 その他、原単位管理の導入、「見える化」の推進などが有効です。


職員の役割分担を明確にする

(3)職員主導による省エネルギーの推進
 職員の役割分担をはっきりさせます。不要時の消灯、機器の空運転防止などが大事ですが、掛け声だけでは定着しません。声を掛ける人、確認する人などを決めて、エネルギー使用に無駄のない職場づくりをすすめましょう。
 エネルギーの無駄や、ロスに気づいたら、みんなで話し合い、改善しましょう。

(4)利用者参加による省エネルギーの推進
 医療・福祉施設を利用している方およびその親族の方にも省エネルギー活動を理解してもらいましょう。そのためには、常に省エネルギーの重要性を訴え、継続的な活動をすることです。
 施設の省エネルギーの推進に関するマニュアルを作成・配布し、管理方針や施設の取組内容を明示したポスターまたはラベルを貼るなどして、省エネ意識を喚起しましょう。


エネルギー管理体制の整備による省エネ効果

(出典:一般財団法人 省エネルギーセンター『ビル省エネ手帳』より)
(参照資料)『地球温暖化対策報告書作成ハンドブック』

※ この記事は月刊誌「WAM」平成25年5月号に掲載された記事を一部編集したものです。
  月刊誌「WAM」最新号の購読をご希望の方は次のいずれかのリンクからお申込みください。

ページトップ