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【栃木県】

ぽかぽか空間、好評 高根沢・昨秋スタートの子ども食堂

下野新聞 2017年3月24日(金)
たかねざわぽかぽか食堂で和気あいあいと食事する人たち
たかねざわぽかぽか食堂で和気あいあいと食事する人たち
毎回80〜90人利用 外国人保護者の協力も
 【高根沢】宝積寺の「陽だまり保育園」と園児の保護者などが昨年秋に始めた子ども食堂「たかねざわ ぽかぽか食堂」が順調な滑り出しを見せている。月1度のペースでこれまでに4回開催、定員を設けなくなってからは毎回80〜90人が利用し、和気あいあいと食事をしている。目指すのは、子どもに限らず老若男女が集い、笑顔でつながる空間。今月29日に5回目を開く。
 開設のきっかけは昨年、園児の保護者中嶋久美子(なかじまくみこ)さん(36)が園長の本田泉(ほんだいずみ)さん(50)に子ども食堂をつくれないか相談したこと。地域とのつながりを重視する園側が中嶋さんに応え、開設に向け動きだした。夏ごろから、保護者のボランティアと職員の計20人ほどが運営方法などを議論。10月末に園児と保護者、地域住民など計120人を招いてプレイベントを開き、11月25日に第1回の食堂を開いた。
 1回目は定員を30人としたが、その後は定員を設けず、前日の夕方までに申し込めば参加できるようにした。12月〜今年2月の各回は80〜90人が参加した。
 利用する子どもの多くは園児以外だという。町の福祉関係者から、1人暮らしの高齢者の問題も深刻との指摘を受け、高齢者の利用も呼び掛けている。参加費は子どもも大人も300円。毎回、町内外から米や野菜、肉などの寄付もあり、運営を賄えるという。
 2月25日の4回目は、幼い子と親を中心に90人ほどが参加した。2種類のカレーのうちスリランカのカレーは、園児の保護者で同国から5年前に来日し町内の自動車部品メーカーで働くシャンタ・ロハナさん(31)が食材を寄付し、兄(34)や友人と調理を手伝った。
 ロハナさんは「仏教国のスリランカでは、月に1度、地域の人たちが料理をお寺に持ち寄り、恵まれない人たちに振る舞う習慣がある。子ども食堂はそれと同じだと思った。みんなに食べてもらってうれしい」。本田園長は「子どもが1人でも来られるような場所になるように続けていきたい」と話している。
 29日は午後6時半から。前日の夕方までに同園に電話で申し込む。(問)同園028・678・9717。