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【石川県】

石川・野々市流「長寿」アイデア満載 女性平均寿命で全国5位

中日新聞 2018年4月20日(金)
健康で長生きするためのガイドブック=野々市市役所で
健康で長生きするためのガイドブック=野々市市役所で

 石川県野々市市は、市内で健康に長生きするためのガイドブック「ののいち日和−いつまでも普通に楽しい暮らし」を作った。厚生労働省が17日公表した「2015年市区町村別生命表」では、同市は女性の平均寿命が88・6歳と全国で5番目に長寿だった。市は平均寿命とともに、元気に日常生活を送ることができる健康寿命を延ばす取り組みに力を入れていく。(鴨宮隆史)

 住み慣れた地域で長く暮らし続ける仕組み(地域包括ケアシステム)づくりを目指し、市は市民らによるワークショップを2015年度に開設。内科医や訪問介護施設へのヒアリングや高齢者の1日の過ごし方を調べる実態調査をした。16、17年度には介護の魅力を発信するイベントやバランスの良い食事を取るための講座などを開いた。

 ガイドブックはB5判80ページで、ワークショップの活動内容をまとめた。「元気編」「安心編」「実践編」があり、「友人をつくって寿命を延ばそう」「『座りっぱなしで30分』をやめよう」などと提案。介護サービスを受けるための流れや在宅医療に関する情報を紹介している。

 2500部作り、市内の医療施設に配布したほか、高齢者施設、公民館などに置いてもらう。市介護長寿課の担当者は「食べ物に気を付けたり、グループ活動に参加したりするきっかけにしてもらい、元気で過ごすことにつなげていければ」と話している。

 長寿の理由について、市はがん検診の受診率が高いことや、市中心部から半径10キロ以内に約350の医療機関があることなどを説明。堤喜一課長は「コンパクトな市域で生活に必要な施設が整っていることが挙げられる。今後も健康寿命の延伸に力を入れていきたい」と話している。