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【岡山県】

障害者の企業就労へ意見交換 岡山県が支援事業所向け研修会

山陽新聞 2017年11月24日(金)
企業が求める人材などについて意見交換した研修会
企業が求める人材などについて意見交換した研修会

 岡山県は22日、障害者の就労継続支援A型事業所の運営事業者らを対象にした研修会を岡山市内で開いた。障害者の受け入れに積極的な地元2社による講演、企業と運営事業者の意見交換などがあり、企業が求める人材について理解を深めた。
 就労継続支援A型、B型事業所などから約80人が参加した。講演では、スーパーの特例子会社で食品包装などを手掛ける「すまいるエブリイ」(福山市)の人事担当者が、言葉の代わりにマラカスを振ってもらって意思を確認したり、仕事の流れを絵で示したカードを作って理解を促したりする取り組みを紹介。「障害者に歩み寄り、受け入れ態勢を整えるのは企業の重要な役割」などと述べた。
 ビデオカメラなどを製造する「パナソニック吉備」(同県吉備中央町)の人事担当者は採用する際、毎朝出勤して8時間働くといった規則正しい生活が送れるかどうかを重視しているとした。
 企業13社を交えた意見交換では、8〜9人のグループに分かれ、企業の求める人材について議論。企業側からは「自分で意思表示できること」「やる気があり、真面目」といった声が聞かれた。参加した岡山市内のA型事業所管理者は「企業と顔の見える関係を築き、就労を目指す障害者の情報をもっと伝えたい」と話していた。
 研修会は、県が本年度の新規事業として年4回の開催を予定。3回目の今回は、実質赤字状態のA型事業所が多く、経営破綻で多数の利用者が一斉解雇される問題が続いたことを受け、県就労継続支援A型事業所協議会による個別相談も行った。