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【福岡県】

高齢者安否確認のチェック器開発 行橋市・元永区

西日本新聞 2016年1月20日(水)
元永区が製作した1人暮らしの高齢者の安否確認装置「今元チェック器」
元永区が製作した1人暮らしの高齢者の安否確認装置「今元チェック器」

 行橋市元永の元永区(中島一悦(かずよし)区長)は、地域に住む1人暮らしの高齢者の安否を確認するために独自に開発した装置「今元チェック器」を製作、近く設置する。同区では過去に室内で倒れた高齢者の発見が遅れたことがあり、装置の活用で安否確認の徹底や迅速化を図る。

 

 装置は、ランプの点灯で安否を周辺住民に知らせるシステム。発光ダイオード(LED)電球と点灯スイッチが付いたボックス(縦約10センチ、横約6センチ)2台を屋内と屋外に1台ずつ設置する。2台は電気ケーブルで連動しており、高齢者が毎朝、屋内ボックスのスイッチを入れると、屋外のボックスも点灯することで無事を通知できる。見回る側の住民は点灯を確認した後、屋外ボックスのスイッチで2台のランプを消し、今度は屋内の高齢者に来訪を知らせる。

 

 製作は元通信機器会社員で電気に詳しい宮崎栄樹副区長(68)が担当。製作費は1台につき約5千円。市の支援金でまかなう。同区は今元小校区にあり、装置名は校区名に由来する。

 

 中島区長(76)によると、元永区は約180世帯あるが、このうち1人暮らしの高齢者の世帯は30以上に上る。2014年3月に「独居老人保安員会」を設置し、1人暮らし世帯への声かけなどを続けているが、同年4月末、自宅内で倒れた男性が3日後に見つかる事案が発生。声かけよりも効果的な方法を検討してきた。装置は完成次第、16人の設置希望者宅に取り付ける。中島区長は「住民が安心して暮らせるように取り組みたい」と話している。