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【島根県】

商業高2年生がサポーター講習 認知症驚かせず急がせず

山陰中央新報 2017年3月17日(金)
認知症の人への接し方について意見を出し合う生徒たち
認知症の人への接し方について意見を出し合う生徒たち

 認知症への理解を深め、患者や家族を支援する「認知症サポーター」の養成講座が15日、浜田市熱田町の浜田商業高校であった。啓発活動に取り組んでいる同市内の認知症サポーターキャラバンメイト7人が講師を務め、2年生78人が、講義やグループワークを通して認知症の症状や患者への接し方を学んだ。

 養成講座は、市健康長寿課が受付窓口となり、市内の小中学校や高校、企業などを対象に、県の研修会を修了したキャラバンメイトを派遣して実施。今回は、浜田商業高校が家庭科の授業の一環で企画した。

 講義では、キャラバンメイトとして活動している同市三隅町古市場の会社役員、畑岡直喜さん(38)が、物忘れがひどくなる記憶障害や、時間や場所を認識する感覚が薄れる見当識障害など代表的な症状を説明。「驚かせたり、急がせたりせず、余裕を持ってゆっくりと対応する」と接し方の心得を伝えた。

 グループワークでは、生徒たちが16班に分かれ、認知症の人の言動に応じた適切な対処法について、付箋を使うなどして意見交換。「財布をなくした」と言い出した場合では、「記憶違いだとして否定するのではなく、言葉を受け止めて一緒に捜してあげる」などと考えを出し合った。

 受講後、生徒たちは、認知症サポーターの証しとなるオレンジリングを受け取り、奧迫大知さん(17)は「認知症の人に優しく接するように心掛けたい」と話した。