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【岡山県】

独創的コラージュ見て 津山で障害抱える画家の個展

山陽新聞 2017年6月19日(月)
日々取り組んでいるコラージュ作品などが展示された藤本隆美さんの個展会場
日々取り組んでいるコラージュ作品などが展示された藤本隆美さんの個展会場

 精神障害を抱えながら画家・音楽家として活動している藤本隆美さん(66)=津山市=の個展が、岡山市北区表町のゲストハウス・ヒバリ照ラスのギャラリーで開かれている。独創的なコラージュ作品を中心に約100点を展示しており、17日には藤本さんが公開制作する。

 藤本さんは20代のころにスペインやフランスに滞在して画家を志したが、統合失調症を患って帰国した。現在は就労継続支援B型事業所スカイハート灯(真庭市若代)に作家として所属し、県展特別賞などを受賞している。

 岡山市での個展は初めて。スケッチブックにヨーロッパの新聞や写真、楽譜などを切り貼りし、彩色を加えるなどしたコラージュ作品を壁一面に並べ、水彩絵の具で細密に線描した絵画「内省の風景」「黄金の華」(ともに50号)などもある。

 中央のテーブルには画材やコラージュに使う素材を並べ、藤本さんのアトリエの雰囲気を再現した。

 コラージュに見入っていた団体職員(56)=岡山市=は「幻想的な表現で、何かが湧き出してくるような力を感じる」と話していた。

 入場無料。17日午前11時ごろから藤本さんが在廊し、コラージュなどの公開制作に取り組む。会期最終日の27日午後7時半からは、藤本さんがコントラバスを即興演奏する閉会イベント(ドリンク代500円)を予定している。問い合わせはスカイハート灯(0867―46―2090)。