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【高知県】

ネット中毒に警鐘 高知市の元教員・山中さんがブックレット

高知新聞 2017年9月13日(水)
もしかしてうちの子も?
もしかしてうちの子も?

 高知市の元教員、山中千枝子さん(68)らが子どものインターネット中毒の危険と対策についてまとめたブックレット「もしかしてうちの子も?」がこのほど刊行された。身近な事例を紹介し、電子機器類に依存しない親子のコミュニケーションの重要性を訴えている。

 山中さんは、携帯電話やネットに潜む危険を知ってもらおうと、2012年に「こうちねっと見守り会議」を設立。ネット依存の子どもや親の相談に乗り、地域での声掛けや家庭での解決を支援している。

 ブックレットは87ページ。星野家という架空の家族のやりとりを通して、ネット中毒に陥っているかどうかを見極める方法を紹介し、家庭のルール作りなど対策を提案。

 夕食中に両親が携帯アプリやゲームに熱中して会話のない家庭や、深夜までゲームをして午前中は学校で寝てばかりの生徒ら、山中さんが出会った県内の人たちの事例も収録している。

 また、日本小児科医会が2004年に幼い子どもたちとテレビやDVD、パソコンとの接触を避けるよう提言した時よりも、デジタル端末が普及した現在は事態が一層深刻になっていることを指摘。赤ちゃんにスマートフォンを与えて泣きやますなどの「スマホ育児」が、親子の会話や体験を共有する時間を奪っている、としている。女子パウロ会発行、972円。