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【福岡県】

「コグニサイズ」採用広がる 筑紫野市ボランティア向け講習会

西日本新聞 2017年9月14日(木)
足踏みと手拍子の組み合わせなど「コグニサイズ」に挑戦する参加者
足踏みと手拍子の組み合わせなど「コグニサイズ」に挑戦する参加者

 認知症予防などに効果があるとされる「コグニサイズ」。自治体でも採り入れる動きが出てきている。筑紫野市は11日、ボランティア向けの講習会を開催。約100人が参加し、ほどほどに難しい動きを楽しみながら体感していた。

 「イチ、ニッ、パン。シ、パン、パン」。椅子に座って足踏みしながら30まで数え、3と5の倍数のときには手拍子を加える。間違ったところではみんなの笑い声が広がった。

 講習会は、公民館などで介護予防を支援する市健康づくり運動サポーターが対象。介護事業会社「たぬき」(福岡市)の杉谷太社長(44)、スタッフの大平洋一さん(42)が指導した。

 「コグニション(認知)」と「エクササイズ(運動)」を合わせたコグニサイズは、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が開発。息が弾むくらいの運動と、ときどき間違うくらいの課題を同時に行う。

 この日はほかにも、聴いた言葉を逆に言ったり、はしご状のテープの上をリズミカルに、指定された動きを交えながら歩いたりする内容。単調な動きでも少しの変化を付けることで難易度が上がり、失敗することで笑いを生む。「軽い運動をすること、そして笑うことが大事なんです」。杉谷社長が何度も繰り返した。

 市は講習会の反応を見て、今後の展開を検討する。参加した森孝子さん(68)は「リズミカルな動きも、少し変化を加えると刺激になるのがびっくり。手軽だし公民館でも採り入れたい」と満足そうだった。