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【栃木県】

空き家活用、高齢者サロン 栃木・塩谷町船生の女性有志運営

下野新聞 2017年10月11日(水)
古民家で染め物を行う利用者たち
古民家で染め物を行う利用者たち

健康づくりや交流拠点へ 月2回送迎、昼食など提供
 【塩谷】船生の百目鬼区有志が4月から、空き家を活用した高齢者の居場所づくりのサロン「寄ってらっせ」を開設し、10月で半年を迎えた。高齢者の健康づくりや各世代の交流拠点にしたい考えで、運営費の大部分を自主的に賄う。有志の女性は「いろんな人からの助言を聞いて運営を工夫し、気軽に集まれる場所をつくりたい」と汗を流している。
 サロンは月2回、第2、4火曜日に開催。百目鬼区女性会の女性5人が中心となり、高齢者に昼食を提供したり、送迎をしたりして居場所づくりをサポートする。
 サロンの前身は、百目鬼区の公民館で10年以上続いた健康教室。年4回開き、50回目を機に有志が空き家を活用した高齢者の居場所づくりを考えた。
 2016年12月から準備を開始。木造平屋の古民家を所有者から無償で借り、家具や食器は寄付や中古でそろえた。光熱費や水道代といった運営費は、5人の有志が栽培した農作物を直売所で売り出すなどして捻出した。
 サロンは、午前中に体操やボールを使った運動で汗を流す。昼食後はリラックスタイム。カラオケや世間話をするなどして自由に過ごす。おやつを食べ午後3時前には家路に就く。
 9月26日には、70代前半から91歳まで女性16人が参加。軽い運動やカラオケ、染め物といった活動で汗を流した。有志の一人で船生、塚原喜子(つかはらよしこ)さん(62)は「子どもやその親も含め4世代で交流ができる場所にしたい」と話す。一方で「来たい方すべてを受け入れられるようにしたいが、利用者は20人が限界」と課題を挙げる。
 サロンを利用する船生、斎藤ミツイ(さいとうみつい)さん(81)は「サロンでは若い人からパワーをもらえるので元気になる。みんなと会って話ができる場所があるのはありがたい」と話した。