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【徳島県】

徳島・阿南の障害者施設 11月アート展第2弾

徳島新聞 2017年11月1日(水)
アート展に向けて準備を進める障害者支援施設シーズの利用者=阿南市上中町南島
アート展に向けて準備を進める障害者支援施設シーズの利用者=阿南市上中町南島

 阿南市上中町南島の障害者支援施設シーズが、昨年度から始めたアート展の第2弾を11月2日から徳島市の県立近代美術館で開く。本年度はシーズ以外に三好市と松茂町の2施設が加わる。県内外の施設と連携しながら毎年、障害者によるアート作品を展示し、最終的には2020年の東京パラリンピックで世界に障害者の力をアピールする。

 第2弾のタイトルは「パラレル クロッシング エキシビション2 遊びをせんとや生まれけむ」。同美術館1階のギャラリー(約190平方メートル)全体を使って、「つながり」をテーマに一つの作品を作る。「人と人」や「人と物」など、世界中のあらゆるものがつながっている空間を生み出す。

 本年度、加わった施設は春叢(しゅんそう)園(松茂町)と箸蔵山荘(三好市)。職員同士が知り合いだったこともあり、4月にシーズ側が参加を依頼した。

 8月22、23日には現代美術家の今村源(はじめ)さん(60)=京都市=や三嶽(みたけ)伊紗(いさ)さん(61)=大津市=、日下部一司さん(63)=奈良県平群(へぐり)町=がシーズを訪れ、ワークショップを開催。利用者は、それぞれが大切にしているギターや地球儀、靴などに色とりどりのマスキングテープを貼り付けた。これらの装飾品を人に見立てて、天井に張り巡らせたゴムひもにつるし、視覚的に「つながり」を作り出した。

 9月以降は週3、4回、作業時間を設け、本番までに約200点を作り上げた。利用者の西真由さん(35)は「初めての作業で楽しかった。多くの人に見てほしい」と話している。

 9月21日には春叢園に、22日には箸蔵山荘に美術家3人が訪れて同様のワークショップを開いた。

 シーズを運営する社会福祉法人「悠林舎」の林正敏理事長(68)は「私たちと思いを共有してくれる仲間が増えてうれしい。来年は関西の施設にも協力を依頼してアートの力を広げたい」と話した。

 アート展は11月12日までで、時間は午前9時半〜午後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。