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【青森県】

VR 福祉への活用法は/おいらせで関係者40人が体験会

東奥日報 2017年12月7日(木)
臨場感たっぷりのVR空間を体験する参加者(右)と、ウィンチの吉田代表。左側にある球体型の全方位カメラを使えば、撮影した映像を瞬時にVR空間にすることも可能という
臨場感たっぷりのVR空間を体験する参加者(右)と、ウィンチの吉田代表。左側にある球体型の全方位カメラを使えば、撮影した映像を瞬時にVR空間にすることも可能という 

 青森県おいらせ町の介護老人保健施設しもだ(堺秀人施設長)でこのほど、リハビリに活用できる最新機器の体験会が行われた。仮想現実(バーチャルリアリティー=VR)を体験できる機器が注目を集め、約40人の福祉関係者たちが新たな可能性に触れた。
 同施設は2015年度から、歩行を助けるロボットなど4種のリハビリ機器を導入。本年度はVR映像制作を手掛けるウィンチ(本社・八戸市)と協力し、VR体験機器を導入する予定。
 参加者は頭にゴーグルを装着しVRを体験。ゴーグル内の画面には外国の美術館、魚が群がる海中などの動画が映った。頭を動かして視線を移すとゴーグル内の動画も連動して動くため、自分がその場にいるような感覚が味わえる。
 老健しもだリハビリ科の宮崎肇科長は「思い出の風景をVR体験すれば、認知症予防やリハビリの意欲向上に効果があるかもしれない。心を内向きにさせず、外に向かわせる意識付けに活用したい」と期待した。
 在宅介護支援センター・メープル(六戸町)の介護支援専門員の女性は「臨場感がすごい。リハビリに対する気持ちを前向きにさせてくれそう」と好印象を持った。また、ウィンチの吉田立盛代表は「新人スタッフに『ヒヤリハット』を体験してもらうなど教育面での使い方もある」と指摘した。