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【京都府】

子の傷害予防、カレンダーで対策紹介 京都のNPO作成

京都新聞 2018年4月13日(金)
NPO法人が作成した子どもの傷害予防カレンダー。家庭でできる対策や注意点をまとめている(長岡京市開田1丁目)
NPO法人が作成した子どもの傷害予防カレンダー。家庭でできる対策や注意点をまとめている(長岡京市開田1丁目)

 子どもの傷害予防への対策や注意点を月替わりで紹介するカレンダーを、子育て支援に取り組む京都府長岡京市のNPO法人が作った。ベッドからの転落や遊び場の事故、誤飲による窒息など日常に潜むリスクを、イラストを交えて平易に示し、子育て家庭へ「知識こそが命を救う」と訴える。

 長岡京市や向日市で育児交流の場や保育施設を運営する「いんふぁんとroomさくらんぼ」が企画。子育て家庭への注意喚起の必要性を実感する機会は多いといい「毎日目にするカレンダーでポイントを心に落とし込んで」と呼び掛ける。

 カレンダーでは始まりの4月で、窓やベランダからの転落を扱った。柵や窓の近くに足がかりを作らないことを強調。エアコン室外機の上に斜めの板を設置するよう助言した。

 チャイルドシートがテーマの5月は、助手席に子どもを抱いて乗るとエアバッグが凶器となる点を指摘し、6月は、大人用ベッドで寝かせた子どもが転落してけがを負うケースが多発している実情を提示。換気不足になりがちな12月には、マニキュアの除光液が蒸発し、床で寝る赤ちゃんが有害物質を吸い込む危険性を説明した。

 子どもの傷害予防をテーマに博士号を取得した同法人理事の松野敬子さん(56)が、消費者庁の発する注意の呼び掛けや、日本小児科学会による事故報告などを基に内容を選定した。カレンダーの末尾では、関連情報を発信する各機関のウェブサイトを紹介した。

 同法人の西村日登美代表理事(55)は「日々発生する子どもの事故を、家庭の責任ではなく、社会の問題として考える必要がある」と話す。300部作成。希望者へ無料で渡す。問い合わせは同法人075(952)6388。