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【広島県】

「かいごの塾」職種超え交流 広島・海田の社福法人など

中国新聞 2018年5月18日(金)
学んだ介護方法を実践する研修会の参加者
学んだ介護方法を実践する研修会の参加者

 介護福祉施設や医療機関の専門職員が介護の在り方や方法を学ぶ研修会「かいごの塾」が、広島県海田町大立町の特別養護老人ホーム花みずきで始まった。7月まで月1回開き、希望者が増えれば8月以降の継続も検討する。専門職の技術の向上や職種を超えたネットワークづくりで、「介護の質を高めたい」と、広く参加を呼び掛けている。

 NPO法人いい介護研究会(広島市安佐南区)と花みずきを運営する社会福祉法人創絆(そうはん)福祉会(海田町)が企画。11日に1回目の研修会があり、町内や周辺の介護職員や看護師、ケアマネジャーたち約30人が参加した。

 花みずき勤務で研究会代表を務める国清浩史さん(45)が講義した。「介護する側は利用者が何をしたいのか、どう動くのかを予測して支える必要がある」。介護の本来の目的はサービス利用者の自立した生活の再構築にあると強調した。

 利用者を椅子から立ち上がらせる介助の方法を実践。国清さんは「動きに合わせた体重移動が重要。利用者が動きだすのを待つことも大切」と助言した。

 業界では、運営の都合で介護職主体の介護がなされているケースもまだ多いという。熊野町の介護福祉施設職員の堀内典子さん(43)は「利用者が望む生活の実現に向けて学んでいきたい」と話した。

 同法人の山根喜代治理事(63)は「人材不足が指摘されるが、質を向上させないと介護を巡る問題は解決しない。地域全体の質を高める一助になれば」と参加に期待する。

 参加費は資料代などとして1回500円。花みずきTel082(821)0201。