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【京都府】

障害者自立へ、ワンルーム開設 京都、夜間の見守り付き

京都新聞 2018年6月8日(金)
各室で調理ができるようキッチンも完備された「ネイバーフッドきたまち」の居室(京都市上京区)
各室で調理ができるようキッチンも完備された「ネイバーフッドきたまち」の居室(京都市上京区)

 障害のある人の住まいの選択肢を増やそうと、京都市上京区の社会福祉法人「西陣会」が、夜間の見守り付きワンルームマンション「ネイバーフッドきたまち」を区内に開設した。必要な介護サービスを受けながら生活する「サービス付き高齢者住宅」(サ高住)に比較的近い形だが、障害者の住居としては全国的にも珍しいという。

 ネイバーフッドきたまちは、キッチンと風呂、トイレを備えた居室6室と、宿直用の管理人控室から成る。主に知的障害のある人が住むといい、居宅介護(ホームヘルプ)などの在宅サービスを利用しながら1人暮らしをする。

 西陣会では、2013年にグループホームを開設し、15年には独自にシェアハウスをつくるなど、障害のある人が地域で暮らすための環境を少しずつ整えてきた。

 ただ、共同生活になじみにくい一方で家族との同居が困難な人もいて、安心して1人暮らしができる環境整備の必要性を感じていたという。望ましい形を考える中で、昼間は独立した生活を営みつつ夜間の緊急事態に備えられるよう、午後11時〜午前7時のみ管理者が待機する仕組みにした。

 同会の浅田将之常務理事は「1人暮らしができる力はあっても、自立した生活を営むには環境整備が必要な人もいる。個々の利用者に寄り添った結果、ワンルームマンションという形にたどり着いた」と話す。

 今月1日にオープンし、すでに満室状態だといい、浅田さんは「障害のある人の暮らしの形の一つとして広がれば」と話している。