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【秋田県】

スマイルケア食、普及に向け活動報告 秋田市

秋田魁新報 2018年9月3日(月)
スマイルケア食の普及促進に向けた取り組みが紹介された活動報告会
スマイルケア食の普及促進に向けた取り組みが紹介された活動報告会

 秋田県産農水産物を活用したスマイルケア食(介護食品)の開発や利用普及に取り組む「あきたスマイルケア食研究会」の活動報告会が28日、秋田市新屋町の県総合食品研究センター(総食研)で開かれた。昨年7月の研究会発足以降、認知度向上に向けて実施してきた出前講座や研修会について報告するとともに、さらなる周知や商品開発に力を入れることも確認した。

 スマイルケア食は、農林水産省が2014年、介護食品に付けた新名称。健康を維持するために必要なエネルギーやタンパク質を補給できる食品を示す「青マーク」、かむことが難しい人向けの「黄マーク」、のみ込むことが難しい人向けの「赤マーク」の3区分がある。

 食品会社などが農水省から利用許諾を得て表示できる。県内では7月末現在、全国最多となる8事業所28製品が青マークを取得している。

 報告会には会員や栄養士ら約70人が参加。総食研の松井ふゆみ研究員が、県内でのスマイルケア食の普及に向け、県内7カ所で行った出前講座などについて報告。青マークの取得数は全国最多となっているものの、認知度はまだ低いとし、「今後も周知活動に力を入れる」と話した。

 研究会は、総食研や食品製造業者、医療・福祉事業者、大学、行政の関係者らで構成。産学官で連携し、高齢化が進む本県からスマイルケア食の商品開発を進め、発信しようと活動している。8月1日現在の会員数は95人。

 研究会の会長を務める総食研の高橋仁所長は、スマイルケア食を通じ、高齢者の健康寿命の延伸に寄与したいとし、「首都圏の販路拡大も視野に、県産農水産物をアピールしたい」と話した。