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【岡山県】

「おかしBOX」設置呼び掛け 美作県民局、B型事業所の利用者手作り

山陽新聞 2018年9月5日(水)
オフィスへの設置を呼び掛けている「おかしBOX」
オフィスへの設置を呼び掛けている「おかしBOX」

 美作県民局は、障害者施設の利用者が作った菓子を詰めてオフィスに置き、気軽に買ってもらう「おかしBOX」の取扱企業・団体を募っている。働く障害者の工賃アップと自立に結びつけるのが狙い。

 おかしBOXは、就労継続支援B型事業所の利用者が手作りしたクッキーやせんべい、かりんとうといった菓子を入れたA4サイズのレターケース(高さ28センチ、幅26センチ、奥行き34センチ)を使用。菓子はクッキーやラスク、ガレットなどで、包装して1個100〜200円にし、20〜30個を詰めた。無人販売で、代金はケースに添えた箱に収める。

 同局の呼び掛けに賛同した「津山ひかり学園ひかりの丘」(津山市川崎)、「セルプみのり」(二宮)、「ワークみさき」(美咲町原田)、スカイハート灯(真庭市若代)が用意。希望者は、福祉振興課(0868−23−1298)へ連絡すると、所在地近くの事業所がBOXを届ける。事業所職員が2週間ごとに菓子を補充し、代金も回収する。

 備中県民局が2013年度から始めた取り組み。参考にした美作県民局は昨年度、局内2カ所への試験設置を経て、今年4月から行政や関係機関に依頼し、現在は美作市、鏡野、奈義、勝央町をはじめ、医療機関、学校などに28個(8月23日現在)設置。毎月平均4〜5千円を売り上げる収益性の高さから、民間企業などへ拡大することにした。

 17年度の同局管内の月額平均工賃は32施設で1万6238円(県平均1万4160円)。障害者が自立を目指す上で、収入の向上は大きな課題だ。同課は「企業や団体などに協力いただき、取り組みを多くの人に知ってもらうことで、一層の工賃アップにつなげたい」とする。