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【秋田県】

介護職場、働きやすく 秋田市でセミナー、県認証の先進例学ぶ

秋田魁新報 2018年9月10日(月)
介護関係者ら約90人が認証評価制度について学んだセミナー
介護関係者ら約90人が認証評価制度について学んだセミナー

 秋田県が昨年度導入した「県介護サービス事業所認証評価制度」について学ぶセミナーが3日、秋田市上北手の日赤秋田短大で開かれた。介護関係者や学生ら約90人が、認証を受けた事業所の発表や意見交換を通じ、制度への理解を深めた。制度のPRと普及を目的に県が初めて開いた。

 認証評価制度は、職員の育成や労働環境の改善などに積極的に取り組んでいる介護サービス事業所を評価する。職場環境の質を高め、人手不足となっている介護人材の確保と定着につなげる狙い。現在15法人が認証を受けている。

 認証を受けている二つの法人がそれぞれの取り組みを発表。市内3カ所でグループホームを運営している有限会社「ルーク」(同市新屋)の加藤健悦社長は、職員のワークライフバランスに配慮した職場づくりのため、男性職員の出産休暇を導入したり、職場内に託児所を設置したりしたことを説明した。

 同市土崎港の特別養護老人ホーム「ひなた」の備後文人施設長は、これまで取得が難しかった連休を確保するため、新たなシフト制を取り入れたと説明。職員が年1回、最低でも連続5日のリフレッシュ休暇を取れるようにしたことに触れ、「今後もより良い職場環境づくりのため、工夫を続ける」と話した。

 情報・意見交換会も行われ、「休みを取りやすくするためにどのようにシフトを運用しているのか」「多くの事業所が認証されることで県全体の介護施設の評価が高まるのではないか」などの声が上がった。

 仙北市から参加した介護事業所の社長高橋祐策さん(76)は「認証を受けた事業所の取り組みを知ることができて良かった。学んだことを参考に、働きやすさを考慮した職場をつくる」と話した。