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【福井県】

国体・障スポの観戦ガイドを点字に 福井、視覚障害者福祉協会が製作中

福井新聞 2018年9月14日(金)
観戦ガイドブックの点訳作業に精を出す天谷さん(左)と稲葉さん=9月3日、福井県福井市の県視覚障害者情報文化会館点字図書製作室
観戦ガイドブックの点訳作業に精を出す天谷さん(左)と稲葉さん=9月3日、福井県福井市の県視覚障害者情報文化会館点字図書製作室

 福井しあわせ元気国体・大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)に合わせ、目の不自由な人向けの点字の観戦ガイドブックと競技別プログラムの製作が、福井市の県視覚障害者情報文化会館で大詰めを迎えている。福井県視覚障害者福祉協会の職員が点訳や校正作業を進めており、「いろんな競技に興味を持ち、大会の雰囲気を楽しんでもらえたら」と話している。

 県が製作したA5判のガイドブックは、両大会概要のほか、開閉会式や各競技のスケジュール、会場案内などが盛り込まれている。同協会は8月から本格的な点訳作業に着手した。点字を読み取りやすいようにA4判にした。

 職員の稲葉富子さん(69)=永平寺町=は、パソコンを使い2週間かけ点訳、組み合わせのトーナメント表も文章化した。天谷公枝さん(55)=福井市=は▽正しく表記されているか▽誤字脱字がないか−などをチェック。点字の原版を作り、真っ白の紙を挟んで点字を転写、お盆休みを返上し、県内選手や市町への発送準備を進めてきた。

 実況解説される競技もあり、職員たちは「家族や仲間、ガイドヘルパーらと大会の雰囲気を肌で感じて楽しんでほしい。未体験の競技にも挑戦してみて」とガイドブックの活用を呼び掛けている。視覚障害のある人が参加する障スポの競技別プログラムも手掛け、選手らの元へ発送した。