ニュース
トップ

【高知県】

ポイントためて健康に 「高知家健康パスポート」好評

高知新聞 2018年10月12日(金)
4種類の「高知家健康パスポート」。歩数の記録などでポイントがたまるアプリも配信中(高知県庁)
4種類の「高知家健康パスポート」。歩数の記録などでポイントがたまるアプリも配信中(高知県庁)

 楽しみながら健康づくりを進めてもらおうと、高知県は2016年9月から、健康診断の受診や運動施設の利用などでポイントがたまる「高知家健康パスポート」を展開している。発行数は2年間で計約3万冊と好評を博している。

 20歳以上の県民が対象。ポイントシールを集めると「T」「U」「V」「マイスター」とランクが上がる。飲食店や温泉施設などの協力店で提示すると、割引などの特典が受けられる。

 高知県は、40〜64歳の男性の死亡率が10万人当たり472・7人(16年時点)で、全国平均の1・25倍。この年代の死因の約2割が心疾患、脳血管疾患という状況から、危険因子である高血圧への対策が課題になっている。

 県の担当者は「運動は血圧を下げる効果がある。健康パスポート事業を死亡者率の改善につなげたい」。今年9月からは、歩数や血圧測定などの記録がポイントになるスマートフォンアプリの配信も始めた。

 パスポートを持ってから地域の健康イベントなどに出掛けるようになったという高知市の大島香織さん(53)は「ポイントをためるのが楽しみで、体を動かすきっかけになります」と笑顔で話した。(山本仁)

 

血圧測定習慣化を
 血管疾病への対策として、まずは血圧測定を習慣化して自らの健康状態に関心を持ってほしいですね。頻度は1日1回でも1週間に1回でも構いません。高血圧の人は迷わず主治医に相談してください。「高知家健康パスポート」のポイントをためるために健診に来る人もおり、健康への関心を高めるきっかけとしては有効な方法です。「マイスター」の人の経験談を周知できるような場があれば、さらなる普及につながると思います。(高知県総合保健協会医局長・杉本章二さん(55))