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【宮崎県】

障害者の情報取得支援 宮崎市が筆談、点字後押し

宮崎日日新聞 2018年11月6日(火)
宮崎市障がい福祉課にある筆談ボード。市は障害者が情報を得やすい環境整備へ向け普及を図る
宮崎市障がい福祉課にある筆談ボード。市は障害者が情報を得やすい環境整備へ向け普及を図る

 障害者が日常生活における情報を得やすい環境整備を、宮崎市が進めている。これまでは当事者への支援が中心だったが、本年度から商業施設を対象に筆談ボードの購入や点字シール作製を補助する事業を展開。情報保障やコミュニケーション支援に関する条例の制定も目指しており、市障がい福祉課は「情報取得や意思疎通を支援することへの理解を広めたい」としている。
 市は障害者が情報を取得したり意思疎通を図ったりするための支援として、手話通訳者や要約筆記者の派遣などに取り組んできたが、本年度から支援の範囲を広げた。
 筆談ボード購入と点字シール作製に関する補助は、いずれも小売店や商業施設の経営者が対象。文字や絵でコミュニケーションが取れる筆談ボードは、購入費の半額(上限2千円)を市が補助する。点字シールは、飲食店のメニューや階段の手すりに建物の階数を表記する際に活用。希望者は自己負担2千円程度で点字シール用テープを購入し、点字化したい文字を市に申請する。
 市は条例にも、筆談ボードや点字シールなどの活用を含めた情報を取得しやすい環境づくりの推進を盛り込む方針。障害者団体との協議などを経て素案をまとめ、来年の市議会3月定例会に提案し、4月の施行を目指す。
 同課の担当者は「ハード面でもソフト面でも、ちょっとした工夫でできることがある。障害がある人が当たり前に情報を得られる社会づくりを進めたい」としている。