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【栃木県】

不登校など子ども支援 矢板のNPO法人、居場所「風の家」開設

下野新聞 2018年11月7日(水)
「風の家」の利用を呼び掛ける渡辺さん
「風の家」の利用を呼び掛ける渡辺さん

悩み解決のきっかけに
 【矢板】市内のNPO法人風車(かざぐるま)は、不登校や引きこもりの子どもを対象にしたフリースペース「風の家」を末広町に開設し、活動を続けている。子どもたちに読書や自習などで自由に過ごしてもらう居場所を確保。悩みを解決するきっかけにしてもらいたい考えだ。代表の土屋、会社員渡辺英子(わたなべひでこ)さん(57)は「何かが変わるかもしれない。まずは来てほしい」と呼び掛けている。
 渡辺さんはとちぎボランティアネットワークに所属するほか、ボランティア団体を立ち上げて非行少年などの支援に携わってきた。東日本大震災の被災地支援や地域貢献活動にも取り組む。活動を通じて市内で不登校などの子どもを支援する施設の必要性を感じ、昨年から準備を進め、9月の開設にこぎつけた。
 風の家は市街地活性化施設「ココマチ」西側に隣接する民家で、空き家を無償で借りた。渡辺さんが中心となって運営するほか、元教諭が学習支援に参加したり、農家が昼食用の食材を提供したりして協力している。
 開設するのは毎週水曜の午前10時〜午後4時。渡辺さんが常駐する。利用料は100円で簡単な昼食が付くほか、希望者には学習支援も行う。対象は市内在住の小学生から18歳まで。小学生は保護者の送迎が必要になる。
 さらに、不登校や引きこもりの子どもを持つ親同士が交流できる場所として、毎週水曜日の午後4時半から同6時半は保護者向けに開放しているほか、休日には不定期で工作教室や交流会などのイベントを企画。市や市教委とも連携し、市立小中学校を通して子どもたちに施設を紹介するなどし、周知に努めている。
 渡辺さんは「悩むことは恥ずかしいことではない。何かアドバイスをするのではなく、聞き手として子どもたちに関わっていきたい」と話している。
 (問)渡辺さん080・1073・2269。