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【新潟県】

車いすでもおしゃれ楽しめるバッグに 高校生起業家が発売

新潟日報 2018年11月9日(金)
カスタマイズバッグを売り出した望月まいさん。車いすの背中部分にもぴたりと収まる
カスタマイズバッグを売り出した望月まいさん。車いすの背中部分にもぴたりと収まる

 新潟清心女子高3年の望月まいさん(18)=新潟市西区=が、好きなパーツを組み合わせられるファッション性と、車いすでも使いやすい機能性を両立させたカスタマイズバッグを発売した。今年2月に起業し、立ち上げたバッグブランド「SCEGLISTY(シェリスティ)」の第1弾となる。望月さんは「障害のあるなしにかかわらず、誰もが自分らしいおしゃれを楽しんでほしい」と話している。

 望月さんは埼玉県出身。小さい頃からの夢だった自分のファッションブランドを立ち上げるため、高校1年から「創業ベンチャー支援センター埼玉」でビジネスを学んだ。貯めたお年玉50万円を充て、株式会社Recno(レクノ)を設立した。

 カスタマイズバッグは本体と取り替え可能な前面部分、ポーチにもなるふたの3パーツからなる。特殊ファスナーで付け替えやすく、ストラップを付けると車いすの手押しハンドルにかけて背中部分に収まる。A4サイズが入る大きさだが、合皮製で軽い。

 アイデアが浮かんだのは中学2年の時。自分で材料を買い、縫製して試作品を作った。今年1月には東京で開かれた「高校生ビジネスプラン・グランプリ」に車いす用カスタマイズバッグで応募し、全国3247件から優秀賞を受賞した。このバッグをベースに、障害の有無に関わらず、利用できるように改良を始めた。

 実用面で車いす利用者の生の声を聞くため、メーカーに手紙を書き、会わせてもらった。「障害者用でなく普通のおしゃれなバッグがほしい」が、実際には使いにくく、リュックサックをハンドルにかけ使っていたことを知り、バッグ幅の調整などでニーズに応えた。機能性が先行してデザイン性が損なわれないようこだわった。

 「今後はバリエーションを増やし、洋服ブランドも作りたい」と意欲的に話す。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で1万5千円から販売。