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【京都府】

7歳男児の闘病、ベネチアングラス作りが支える

京都新聞 2018年12月3日(月)
ガラスの色や並べ方を考える仁維呂君(京都市左京区・京都大病院)=下西さん提供
ガラスの色や並べ方を考える仁維呂君(京都市左京区・京都大病院)=下西さん提供

 闘病生活の中でベネチアングラスの創作に熱中する男児の作品展が12月2日、京都市左京区岡崎徳成町のギャラリーミントで開かれる。色とりどりの作品が、創作を楽しむ姿を伝える。

 京都大医学部付属病院(左京区)に入院する清田仁維呂(ひいろ)君(7)=滋賀県近江八幡市。3歳から入院生活が始まり、5歳で同院に入ると、小児科で患者らを支援するボランティア団体「にこにこトマト」の活動でベネチアングラスに出合った。

 にこにこトマトでは月1回、下西順子さんと母久美子さんを講師に、ベネチアングラス講座を開いている。久美子さんが友人らと「手わざ展」を開く機会に、「作品発表の場になれば」と仁維呂君に声を掛けた。

 母親の泉さんによると、仁維呂君は工作が好きで色やデザインに迷うことなく、多い日は何十個も作る。体の状態が良くなく講座に参加できない日もあるが、焼き上がるのを楽しみにしていて、届くとうれしそうに顔をほころばせるという。作品展では、親子で一緒に作った作品や、金具を付けたネックレスやキーホルダーなどを並べて千円〜2500円で販売もする。仁維呂君が描いた墨絵も飾るといい、泉さんは「幼稚園に行けなかったが、ガラスと墨絵を楽しみにきつい治療を何度も乗り越えてきた。楽しんでやらせてもらった姿を見てもらいたい」と話した。

 2日は午前11時〜午後4時。問い合わせは同ギャラリー075(762)2363。