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【秋田県】

障害者施設が点字印刷サービス 大館、自立支援へ受注増図る

秋田魁新報 2018年12月5日(水)
パソコンにデータ入力する加藤さん(右)と関本さん(中央)。左はプリンターに一枚一枚手差しして点字を印刷する職員
パソコンにデータ入力する加藤さん(右)と関本さん(中央)。左はプリンターに一枚一枚手差しして点字を印刷する職員

 社会福祉法人・花輪ふくし会(鹿角市)が運営する秋田県大館市清水の「地域生活支援拠点おおだて」が、名刺などへの「点字印刷サービス」を始めた。作業に当たる障害者の自立、就労支援につなげる狙い。同施設は「これまでは施設職員の名刺印刷が中心だったが、一般の受注を増やしていきたい」としている。
 同施設は、障害者の就労支援や相談対応を行う多機能型事業所と、グループホーム3棟を1カ所に整備し、昨年4月に開所した。点字印刷の作業を行っているのは、通所利用者の関本玲奈さん(18)と加藤瑠奈さん(24)=ともに大館市=の2人。これまでは施設内で使用する文書の作成などを行っていた。
 点字印刷は、パソコンで文字データを入力して点字に変換後、専用のプリンターで1枚ずつ打刻して完成させる。10月から練習を兼ねて施設や法人の職員の名刺を中心に印刷してきた。
 関本さんは「人の役に立つ仕事で、やりがいを感じる」、加藤さんは「印刷がうまくできたときに褒められることがあり、励みになっている」と語る。
 担当職員の工藤政邦さん(44)は「仕事をしているという意識が芽生えれば、自立支援につながる。売り上げが工賃として支払われるので、やりがいも感じられる。将来的には一般の事業所などへの就労につなげたい」と話している。
 名刺の点字印刷は1枚20円(税込み)で、受注は10枚単位。A4用紙の印刷は1枚千円(同)。問い合わせは地域生活支援拠点おおだてTEL0186・59・4080