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【栃木県】

出張所でフードドライブ 栃木・小山市、回収箱を常設

下野新聞 2018年12月5日(水)
各出張所に設置されるフードドライブの回収ボックス
各出張所に設置されるフードドライブの回収ボックス

食べきれない食品、困窮家庭へ NPO通し配布
 【小山】市は3日から、家庭で余った缶詰やレトルト食品を募る「フードドライブ」を市内11カ所の出張所で始めた。食品ロスを減らし、福祉施設や生活が苦しい家庭に届ける目的。回収ボックスを常設して市環境課が定期的に回収し、市内のNPO法人フードバンクとちぎを通して配布してもらう。市によると、自治体として常時、食品を集める試みは県内では初めてという。
 余剰食品を集めて配布するフードバンクは、県内では民間団体が企業や個人の協力を得て行っている。自治体が回収に協力することで、より多くの食品が集まることが期待できる。
 市は11月11日、県南体育館で行ったイベントに合わせて市民に食品提供を呼び掛けたところ、インスタント食品や缶詰など計458点が集まったという。その後、庁内で検討し、環境課が各出張所で牛乳パックのリサイクル回収を行っている例を踏まえ、食品用の回収ボックスを常設し回収することにした。
 週1回をめどに回収し、同法人に提供する。同法人は福祉施設や、市社会福祉協議会を通して困窮家庭に配布する。同法人の古川明美(ふるかわあけみ)理事長は「法人のスタッフだけで集めるのは限界がある」といい、市の取り組みに期待している。
 市の森川忠洋(もりかわただひろ)環境課長は「お中元やお歳暮などの頂き物で食べきれない物もあると思う。無駄にせず、困っている人のために有効活用してほしい」と呼び掛けている。
 受け付ける食品は(1)缶詰(2)レトルト食品(3)カップラーメン(4)パスタ、そうめんなど密封された乾麺(5)しょうゆ・食用油−の5種類で、賞味期限がおおむね3カ月以上ある物。賞味期限が明記されていない物、開封された物、生鮮食品は受け付けない。