幼稚園教諭
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学校教育の一環として幼児を教育するとともに、家庭や地域における幼児教育を支援する

しごとの内容

 保育士は児童福祉法にもとづく資格であるのに対し、幼稚園教諭は学校教育法にもとづく資格です。また、保育士は保育所(保育園)に通園する小学校入学前の乳幼児が対象であるのに対し、幼稚園教諭は3歳から小学校に入学する学齢までの未就学児が対象で、かつその目的も教育に重点が置かれているのが特徴です。

 具体的には、小・中学校や高校、さらには大学に通ずる教育の一環として健康、安全で幸福な生活のために必要な日常の習慣を養わせ、身体的機能の健全な発達を図ります。また、集団生活を通じ、協調性や自主・自立の精神、身近な社会生活や事象に対する正しい理解と態度の芽生えを養わせたり、言葉の使い方を正しく導き、童話や絵本、音楽、遊戯、絵画などを通じ、創作的表現に対する興味を養わせたりします。このため、一人ひとりの園児やその保護者の状況をよく知り、さまざまな問題も柔軟に受け止めて細やかに配慮し、何事にも冷静沈着で、かつ的確な判断力と前向きな行動力が必要です。

 なお、2006年10月からは、幼稚園は保育所(保育園)と合同で認定こども園を設置することが可能となっています。

主な職場

 幼稚園、認定こども園

将来性

 少子化が進行しているとはいうものの、幼児期からの教育は必要であることは否めず、今後も重要なしごとの1つには違いありません。そのうえ、認定こども園が制度化されたため、保育士と同様、将来性のある資格です。

従事者数

 11万人(2013年度現在)

勤務形態

 1日の流れは保育士とほぼ同様で、朝は8:00ごろから登園、朝礼に始まり、そのあと、クラス別・年齢別に14:00ごろの帰宅時間まで遊戯や外遊び、おやつ、昼食、午睡などで過ごします。この間、幼稚園教諭は園児たちの食事や睡眠などの世話のほか、年齢別の遊びやさまざまな活動への配慮をします。

給与水準

 公立の場合、地方公務員となるため、給与は小学校教諭とほぼ同じです。私立の場合、これよりも若干異なります。

資格取得のルート

 幼稚園教諭普通免許状には、専修、一種、二種免許状の3種類があります。このうち、一種は、大学で幼稚園教員養成課程などを履修して卒業する、または二種免許取得後、教員経験などを経て取得します。

 二種は、短大や専門学校で幼稚園教員養成課程などを履修して卒業する、または臨時免許取得後、教員経験などを経て取得します。このほか、専修免許状は大学院修士課程等を卒業することで取得できます。

 なお、近年の規制緩和を踏まえ、幼稚園と保育所の連携を一層促進すべく、保育士として一定の在職の経験を有する人が幼稚園教諭の二種免許を取得できる幼稚園教員資格認定試験が2005年度から実施されています。

 免許状取得後は、公立の場合は公務員試験、私立の場合は各幼稚園の採用試験で、それぞれ合格してしごとに就きます。



関連団体・組織

全国国公立幼稚園長会

 http://www.kokkoyo.com/

全日本私立幼稚園連合会

 http://youchien.com/