視覚障害者とともに歩き、その移動と生活を助ける盲導犬を育てる
しごとの内容
視覚障害者の目や足となって外出を介助する犬を盲導犬として訓練し、養成します。盲導犬訓練士として経験を2年以上積めば、視覚障害者に対して歩行の指導を行う盲導犬歩行指導員の道も開かれます。
主な職場
盲導犬訓練施設(全国11団体)
将来性
視覚障害者は現在、全国で約31万人いますが、このうち、適応があり、使用を希望している人の数は約3,000人といわれています。これに対し、実働している盲導犬は2018年3月末時点で929頭です。
2002年に「身体障害者補助犬法」が成立し、盲導犬の育成への取り組みが強化されており、将来性は十分といえます。全国で年間約140頭の盲導犬が育成されています。
従事者数
97人(2018年3月末現在)
勤務形態
日勤が一般的ですが、夜勤や宿直などもあります。
給与水準
団体によって差がありますが、月収は20万円前後が相場のようです。
資格取得のルート
主に2つのルートがあります。1つは国家公安委員会に盲導犬訓練施設として指定された法人に勤め、研修を約3年受けて認定を受けるルートです。
もう1つは2004年に設立された日本盲導犬協会付設盲導犬訓練士学校に入学するルートですが、入学の倍率は約20倍の“狭き門”です。学生の募集を行っていない年もあるため、問い合わせが必要です。
関連団体・組織
日本盲導犬協会
http://www.moudouken.net/