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【宮崎県】

「福祉乗馬」広めたい 指導者資格取得の吉野さん

宮崎日日新聞 2018年2月15日(木)

「福祉乗馬」の指導者資格を取得した吉野新作さん(右)

 綾町入野で競走馬の育成牧場を営む吉野新作さん(36)は、馬との触れ合いを通して心身の不調を改善するホースセラピー(乗馬療法)の一つで、医療的な知識を取り入れた「福祉乗馬」の普及に力を入れている。昨年12月には全国3例目となる指導者の資格を取得。吉野さんは「乗馬は敷居が高いと思われがちだが、気軽に楽しめる。多くの人に馬の持つ力を感じてほしい」と話している。
 福祉乗馬は、不登校児らを対象にした乗馬体験や障害者馬術の人材育成に携わるNPO法人・五色ホースクラブ(兵庫県)が提唱している療法。医師や理学療法士と共同で乗馬の効能を研究し、心身に好影響を与える安全なプログラムを提供する。対象者は高齢者から障害者まで幅広く、体幹強化やスポーツトレーニングにも応用できるという。
 家業の牧場を父から3年前に引き継いだ吉野さん。知人の紹介で障害者馬術の全国大会を見たことがきっかけで、「馬の力を活用してハンディを抱える人の手伝いができないか」と思い立ち、ホースセラピーへの知識を深めていった。
 昨年夏には、日本障がい者乗馬協会の上級資格であるライディングマネージャーを取得。さらに、五色ホースクラブが主催する講習会や学会に半年ほど通い詰め、福祉乗馬専門の指導者認定試験に合格した。
 吉野さんの牧場では障害児や不登校児向けの乗馬体験に限らず、リハビリやスポーツトレーニングなども取り入れており、個々の実情に合わせたプログラムを提供する。吉野さんは「馬に乗ると誰もが笑顔になる。障害の有無にかかわらず、いろいろな効果が期待できる。馬との触れ合いが外に出るきっかけになればうれしい」と話している。
 問い合わせは吉野さん(電話)080(5242)0867。

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