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【新潟県】

がん患者らが集える居場所を 新潟の医師らカフェ開催

新潟日報 2018年9月5日(水)

がんカフェの開催に向けて話し合うメンバー=新潟市西区

 がん患者やその家族らが集い、悩みなどを自由に語り合える場を作ろうと、新潟市のホスピス医やがん経験者のボランティアらが準備を進めている。皮切りとして9月4日に新潟市西区で「がんカフェ」を開催。メンバーは「病院でも家庭でもなく、集える居場所をいずれは常設で作りたい」と意気込んでいる。

 「がんカフェ はなのね」を開くのは、白根大通病院(南区)ホスピス科の医師城野理恵さん(43)と、新潟大医歯学総合病院(中央区)で定期的に開かれている患者と家族の集い「がんカフェ なごみ会」の運営ボランティアら。

 2016年にがん患者らの支援施設「マギーズ東京」が都内にオープンしたのが、動き出すきっかけだった。マギーズでは、平日にスタッフが常駐し、患者や家族が気軽に立ち寄ってさまざまな悩みを相談できる。なごみ会ボランティアらが「新潟にもマギーズのような場所を作りたい」と意気投合した。

 白根大通病院のボランティア活動を通して関わりがあった城野さんも同じ思いを持っていたため、一緒に準備に入った。マギーズ東京や各地にできつつある同様の支援施設を視察したり、県内の医療者らに協力を呼び掛けたりした。

 城野さんは「がん治療をしている病院は医師や看護師が忙しく、退院後の生活などを聞くのが難しい。病院以外で相談できる場が必要だ」と意義を語る。

 ただ、常設運営には資金や場所の確保など課題は少なくない。当面は月1回程度、場所を変えながら「がんカフェ」の開催を続けていく。同じ病気や立場の人がお茶を飲みながらゆったりと語り合える場を提供するほか、緩和ケアや栄養面など治療や生活についての悩みを聞き、専門職らにつなぎたいという。

 初回のがんカフェは4日午後1〜3時、新潟市西区浦山のレストスペース「Chou−Chou(シュシュ)」で開催。問い合わせは竹谷さん、090(8258)2481。

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