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【大分県】

東明高ラグビー部3年生9人 ドナーに トライ

大分合同新聞 2018年2月5日(月)

申し込みを終え、ドナーカードを持つ大分東明高ラグビー部員=3日、大分市

 大分東明高校ラグビー部の3年生が3日、日本骨髄バンクのドナー登録を申し込んだ。3年間、一緒にラグビーに打ち込んできた渡辺大輔さん(18)は昨年10月、急性白血病と診断され、闘病を続けている。「大輔のために、同じ病気で苦しむ人たちのために」。登録が可能となる18歳になった3年生9人が、大分市玉沢の献血ルーム「わったん」を訪れた。

 渡辺さんは、3年生にとって最後の大会となる全国高校ラグビー大会県予選の開幕直前に病気が発覚。以来、入院して抗がん剤治療を受けている。3年生は同予選会場でドナー登録を呼び掛けるチラシを配る活動を通じ、「自分たちもドナーになろう」と話し合っていたという。
 この日、9人は登録書に名前や連絡先を記し、登録用の採血をして「ドナーカード」を受け取った。後日、確認書類が届き、本登録される。「(申請は)短い時間で誰でもできる。少しでも登録者が増えてほしい」と梅田健太さん(18)。河野孝太郎さん(18)は「大輔がいなかったら、ドナー登録を考えることはなかったと思う。早く元気になってほしいし、いつかまた一緒に、このメンバーでラグビーをやりたい」と話していた。
 献血ルーム「わったん」の担当者は「高校生が集団で登録に来たのは初めて見た。本当にありがたい」と話す。登録は18歳からできるが、ドナーになれるのは20〜54歳。特に、長くドナーになれる若年者の登録増加が求められているという。同ルームは「少しでも多くの若者に骨髄バンクに興味を持ってもらい、ドナー登録をしてほしい」と呼び掛けている。

<メモ>
 ドナー登録をすると、白血球の型がデータ化され、適合する患者が出るとドナーに連絡がある。ドナーが同意すれば、骨髄液を採取する手術を受ける。1週間程度の入院が必要。昨年末現在、全国の登録者は48万2191人、県内は3954人。ドナーを待つ患者は全国で1366人、県内は19人。年間約2万人が年齢制限や病気などで登録から外れるため、登録増が求められている。

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