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【福島県】

子どもに寄り添う「伴走型の支援」を 福島・貧困対策キャラバン

福島民友新聞 2018年3月5日(月)

子ども支援の在り方について語った(左から)江川氏、山下氏、鈴木氏

 貧困世帯の子どもへの支援策などを考える「子どもの貧困対策全国キャラバンin福島」が3日、福島市の福島大で開かれた。パネルディスカッションでは子どもに寄り添う「伴走型の支援」の重要性が指摘され、支援が必要な子どもを見逃さないためには一人一人が子どもの貧困に関心を持つことが大切とした。
 パネリストを務めたのは子どもの貧困に関する本県の実態調査に携わった福島大行政政策学類の鈴木典夫学類長、NPO法人寺子屋方丈舎(会津若松市)の江川和弥理事長、NPO法人ビーンズふくしま(福島市)の山下仁子氏。
 支援の在り方について鈴木氏は「(子どもが抱える問題を)解決するパートナーではなく寄り添って支える『伴走型』でいい。支援が必要な子どもを無視しない大人がいるという空気感を地域につくることが大事」と指摘。江川氏は子どもの居場所となる子ども食堂の重要性を挙げ、「子ども同士が誘い合って集まる。行政や支援者が横につながり、地域の中で活動の輪が広がってほしい」と語った。
 山下氏は訪問型の支援に携わる経験から、「訪問して必要な支援が何か把握することが重要」とし、「困難を乗り越える力が低下した子どもに目を向けてほしい。『何かあったらこの人に頼ればいい』という人がそばにいることが大切だ」と述べた。
 キャラバンは子どもの貧困対策に取り組むあすのば(東京都)の主催。福島大創設70周年、同大行政政策学類(行政社会学部)30周年記念事業を兼ねて開かれ、約80人が来場した。パネルディスカッション終了後は、出席者同士による意見交換が行われた。

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