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【徳島県】

元料理人が「ワンコイン食堂」開業 独居高齢者の憩いの場に 徳島・勝浦町

徳島新聞 2018年12月13日(木)

地域の高齢者に食事を提供する中山さん(右)=勝浦町三渓

 勝浦町三渓の元料理人中山富晴さん(85)が、1人暮らしの高齢者の憩いの場にしようと、ワンコインで食事ができる食堂を自宅の隣接地に開いた。趣旨に賛同した地元住民の協力を得て、約2カ月がかりで店舗を建てた。子どもの孤食解消も目指しており、小学生以下の子どもには定期的に無料で振る舞う。

 自宅隣にある畑(約60平方メートル)に木造平屋の食堂を手作りして、「ひだまり食堂」と名付けた。近くの住民5人が資材などを持ち込み、9月から建設を始めた。

 食堂には、使わなくなった机や椅子を手入れして全15席を設置。配膳はセルフ式で、ご飯(100円)、みそ汁(50円)、日替わりのおかず1品(100〜350円)を合わせて500円以内に抑えた。おかずは魚の煮付けや塩焼き、鶏の唐揚げなどを提供する。

 中山さんは勝浦中を卒業後、家業の魚屋と仕出し店を継いだ。父親が亡くなった後は、県内6カ所とタイにすし店を開業し、80歳まで営んだ。引退後に、近所の1人暮らしの高齢者を手料理でもてなすと喜んでくれたことから、食堂の開業を決めたという。

 町社会福祉協議会によると、町内には65歳以上の独居世帯が256世帯あり、全2188世帯(11月30日時点)の約1割を占めている。中山さんは「皆さんに喜んでもらえる場所にしたい」と話している。

 食堂の営業時間は午前11時〜午後2時と午後5〜7時。木曜定休。問い合わせは中山さん<電090(2893)5966>。

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