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【京都府】

京都のシニア、外国人おもてなし 趣味生かし茶道や着付け

京都新聞 2017年10月5日(木)

ベントを前に外国人を案内する宮本さんら=京都シニアおもてなしクラブ提供

 京都でさまざまな趣味を持つ高齢者が、外国人と伝統文化を通して交流する取り組みを、京都市内で始める。試験イベントを15日に京都市上京区で開き、高齢者が茶道や書道などの魅力を伝授する。主催者は「京都のおじいちゃん、おばあちゃんが気軽に楽しくもてなすイベントにしたい」と話す。

 日本の総人口に占める高齢者の割合が増える中、「お荷物」や「介護される」といったマイナスイメージを払拭し、社会とつながり、明るく生き生きとした暮らしができる仕組みがあればと、木おけを製造販売する会社を経営する宮本博司さん(64)=下京区=らが考えたのがきっかけ。60〜70代の7人が中心となり、「京都シニアおもてなしクラブ」と命名して、まずは試験的にイベントを実施することにした。

 15日は午後1時から、メンバーの1人が運営するデイサービス「出町茶論」で開催。着付けや茶道、書道をたしなみ、英語やフランス語、中国語に対応できる高齢者ら約10人が参加する。北山杉でできた折り紙を楽しんだり、着物姿で近隣を散策、記念撮影をしたりもする。

 イベントを通して外国人から意見や要望を聞き、今後のクラブの運営方法や仕組みを検討していくという。また、次世代高齢者となる30代や40代に、高齢者が茶道やいけばななどの文化を継承していく企画も検討している。

 世話人の一人、宮本さんは「プロが教えるのではなく、一般の市民が伝えるというのが京都の文化の底力。世代を超えて続けられるような仕組みを考えたい」と語る。

 外国人の参加(定員8人)を呼び掛けており、申し込みは同クラブのメールkyoto_soc@yahoo.co.jp。問い合わせは宮本さん075(371)1654。

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