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【静岡県】

ICT活用、買い物代行 藤枝の実証実験スタート

静岡新聞 2018年2月5日(月)

商品を届ける支援者の黒木さん(右)=藤枝市本郷

 藤枝市は1日、出歩くのが困難なお年寄りなど「買い物弱者」の対策が全国的な課題となる中、静岡県内外の産学官金で組織する藤枝ICT(情報通信技術)コンソーシアムと連携し、ICTを活用した買い物支援の実証実験を始めた。高齢者に代わり市民ボランティアなどの支援者が買い物をして商品を届ける。
 モデル地区として実施するのは中山間地域の藤枝市瀬戸谷地区。高齢者がいる世帯が対象で、利用者は12人、支援者は市民17人と1企業が登録した。実験は3月31日まで行い、実験中も利用する高齢者は募集している。
 1日は、支援者登録した同市の黒木美紀さんが同市本郷の徳浪かやさん(85)から依頼のあったしょうゆやパンなどを瀬戸谷地区の商店で購入し、徳浪さんの元に届けた。
 徳浪さんは「買い忘れた商品をもう一度、買いに行くのは大変なので、こういうサービスはありがたい」と感謝した。初めて活動に取り組んだ黒木さんは「車がないと大変な地域。自由な時間を使って困った人の手助けができればと始めた。できる限り対応していきたい」と話した。
 今回の買い物支援は利用者が電話やファクスで希望の商品や日時を連絡するとコンソーシアムが情報をシステムに登録する仕組み。支援者はスマートフォンなどで注文状況を確認でき、対応の可否を判断する。市は実験結果を踏まえながら、10月から瀬戸谷地区での本格実施を目指す。

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